総合メディカルグループは、「わたしたちは、よい医療を支え、よりよい社会づくりに貢献します」というパーパスのもと、地域医療の持続性を支えることをサステナビリティ経営の中心に据えています。
社会環境の変化やステークホルダーからの期待を踏まえ、当社グループが持続的な価値を創出していくために優先的に取り組むべき課題として、5つのマテリアリティを特定しています。
それぞれのマテリアリティには非財務KPIを設定し、進捗を把握・管理することで、社会価値の創出と持続的な企業価値向上につなげていきます。
当社グループでは、ESGに関するさまざまな課題について、「社会・ステークホルダーにとっての重要性」と「当社グループにとっての重要性」の両面から評価し、5つのマテリアリティを特定しています。
また、それぞれに非財務KPIを設定し、取り組みの進捗を定量的に把握・管理することで、社会価値の創出と持続的な企業価値の向上につなげています。
高齢化の進展に伴い、医療は病院や診療所の中だけで完結するものではなくなっています。
住み慣れた地域で暮らしながら、必要な医療・介護・生活支援を継続的に受けられる体制をつくることが重要です。
当社グループは、薬局、在宅医療、医療モールなどの機能を生かし、医療・介護に関わる多職種や地域社会と連携することで、それぞれの地域の実情に応じた地域包括ケアシステムの構築に貢献します。
■在宅医療の推進
患者さんが住み慣れた地域や自宅で安心して療養を続けられるよう、医師、薬剤師、看護師、ケアマネジャーなど多職種との連携を進め、在宅医療の充実に取り組んでいます。
■地域連携を担う薬局づくり
地域連携薬局や専門医療機関連携薬局など、地域の医療機関や他職種と連携しながら、患者さんを継続的に支える薬局づくりを推進しています。
■医療モールの開発・運営
複数の診療科や薬局などが集まり、地域住民が身近な場所で医療にアクセスできる医療モールの開発・運営を進めています。
■多職種・地域との連携
在宅医療や地域医療の現場において、医療・介護関係者との情報共有や連携を進め、患者さんを地域全体で支える体制づくりに取り組んでいます。
レポートでも、ステークホルダーとの具体的な接点として、地域包括ケアシステムへの参画、地域連携薬局、在宅医療時の連携、医療連携チームへの参画などを掲げています。
■薬剤師の専門性向上と学術活動
質の高い薬物療法を地域で提供するため、薬剤師の専門性向上と学術活動を推進しています。1998年から、薬剤師・薬局スタッフが自ら研究し発表する「ファーマシーフォーラム」を開催しています。また、優秀な研究成果については、学術論文としての発表や、日本薬剤師会学術大会をはじめとする外部学会での発表につなげています。
開業医の高齢化が進むなか、医療機関を取り巻く環境は、人材不足やコスト上昇、後継者不足などにより、厳しさを増しています。
地域に必要な医療を将来にわたって維持するためには、不足する人材を補うだけではなく、医療機関の経営や業務のあり方そのものを見直していく必要があります。
当社グループは、創業以来培ってきた医業経営支援のノウハウを生かし、医療機関それぞれの課題に寄り添う「伴走型支援」を進化させ、持続可能な医療提供体制の構築を支えます。
■医業継承
後継者不足などにより存続が難しくなった医療機関の継承を支援し、地域に必要な医療を将来へつないでいます。
■医療機関への伴走型支援
開業時の支援だけでなく、開業後の経営、採用、業務運営、施設・設備など、医療機関が抱えるさまざまな課題を継続的に支援します。
■医療機関のさまざまな業務を支えるサービス
人材、リネンサプライ、院内売店・レストランなど幅広いサービスを通じ、医療従事者が本来の医療業務に集中できる環境づくりを支援しています。
総合メディカルグループにとって、最も重要な経営資源は「人」です。
変化の大きい医療環境の中で新たな価値を生み出していくためには、多様な価値観や経験、専門性を持つ社員一人ひとりが尊重され、自ら考え、挑戦できる組織であることが重要です。
当社グループは、人権を尊重するとともに、公平な機会のもとで一人ひとりが能力を最大限発揮できる職場づくりを進めています。
■従業員エンゲージメントの向上
社員の声を把握し、働きがいや組織への共感を高めるため、エンゲージメントサーベイや社員との対話を継続しています。
■DE&Iの推進
性別、年齢、障がいの有無、経験、価値観などの違いを尊重し、多様な人財が活躍できる環境づくりを進めています。
■健康経営の推進
社員が心身ともに健康で働き続けられるよう、健康管理や職場環境の整備に取り組んでいます。
■人財育成
社員一人ひとりの成長を支える研修やリーダーシップ開発、専門人財育成、リスキリングなどを推進しています。
地域に根ざした社会貢献活動をとおして、よりよい社会づくりに取り組んでまいります。
地域医療を支える企業として持続的に成長するためには、透明性と公正性を備えた経営体制と、社員一人ひとりが高い倫理観を持って行動する組織づくりが欠かせません。
当社グループは、ステークホルダーの立場を踏まえた適切な企業統治を進めるとともに、コンプライアンスやリスクマネジメントの強化に継続的に取り組んでいます。
■コーポレート・ガバナンス
経営の透明性や意思決定の質を高め、持続的な企業価値向上につながる経営体制の強化を進めています。
■コンプライアンス
法令や社会規範を遵守し、社員一人ひとりが高い倫理観を持って行動できるよう、教育・啓発活動を継続しています。
■内部通報制度
職場における問題や法令違反などを早期に把握し、適切に対応するための相談・通報体制を整えています。
■情報セキュリティ・個人情報保護
医療機関や患者さんをはじめとするステークホルダーの重要な情報資産を、サイバー攻撃や情報漏えいなどのリスクから守ることを重要な責務と捉えています。情報セキュリティ方針に基づく管理体制の整備や、社員への教育・訓練を通じて、情報資産と個人情報の適切な保護に取り組んでいます。
気候変動や資源制約などの環境課題は、社会や企業活動に大きな影響を及ぼしています。
総合メディカルグループは、事業活動が環境に与える影響を認識し、温室効果ガス排出量の削減や廃棄物の削減、資源の有効活用などを進めています。
地域医療を将来にわたって支えていくためにも、環境負荷を低減し、持続可能な事業活動を実現していきます。
■温室効果ガス排出量の削減
事業活動に伴う温室効果ガス排出量を把握し、削減に向けた取り組みを進めています。
■医薬品廃棄の削減
医薬品の適正な在庫管理や発注・配送の見直しなどを通じ、廃棄の削減に取り組んでいます。
■資源の有効活用
Reduce(発生抑制)、Reuse(再使用)、Recycle(再生利用)の考え方に基づき、廃棄物削減と資源の有効活用を進めています。
■社員への環境教育
環境に対する社員一人ひとりの理解を深め、日々の業務を通じて環境負荷低減に取り組むための教育を行っています。
環境方針でも、3Rの考え方による廃棄物削減・資源の有効活用と、社員への継続的な環境教育を掲げています。
サステナビリティレポート2026
総合メディカルグループのサステナビリティ経営について、5つのマテリアリティへの取り組み、具体的な事例、非財務KPI、ESGデータなどを詳しくご紹介しています。